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早朝勉強会 2002年7月3日の分

1. 心肺蘇生法について(配布資料3枚)

 アメリカの心肺蘇生法ですが、昔とはパターンが変わったということでの紹介でした。 以前は心肺蘇生法といえば、

 Airway
  Breathing
  Circulation


 のABCを強調していたのですが、現在では

 Check
  Call
  Care


のCCCが重要であるとされています。
最初のCheckは自分の安全を確認する事です。Call は電話をすること、そしてCareは処置することをあらわしています。口腔異物の除去については始めは心臓マッサージと同じ動作をすることから始めるそうです。

もう1歩進んだ心肺蘇生法としてAED(Automated External Defibrillator)自動体外式除細動器があります。これは飛行機の国際線には必ず搭載されているものなのですが、欧米ではAEDは病院や救急車で使用されるだけでなく、パトカー、消防車、航空機・空港・スポーツ施設、ゴルフ場、商店街、オフィスビル、フェリーなどに設置されています。AEDは日本においては医師または医師の指導に基づき救急救命士が使用できるということになっています。

2. ゼナドリンについて

 ゼナドリンは何も摂取しない場合と比較すると17倍脂肪燃焼効果があるというサプリメントらしいのですが、何か情報があれば教えてください。という質問でした。
 ゼナドリンについては聞いた事があるのですが、詳しく調べてみたいので宿題にします。スポーツドリンクに含まれているものなのでしょうか?
ゼナドリンは、検索サーチをかけるとたくさんのサイトがヒットします。ただ丁度この勉強会で話題になった頃、エフェドリンが含まれているということでニュースで取り上げられ始めました。死人も出たとの話でした。

3. 教育実習の話

 教育実習に行ってきた学生の方のお話でした。
高校生は実習生が日体大の学生ということで、運動であれば何でもできるだろうと思っていたようでした。あまり得意でないマット運動では「バック転してみてください」などといわれて困ったということでした。
 トレーナーもそうなのですが、やはり人には得手不得手というものがあります。自分ができないことはできないということを認めて、できる人に任せるということが非常に重要だと思います。
 
 岩崎さんも教育実習の時、苦手な水泳をやることになり、命をかけたクロールを泳いだそうです。

4. 日本赤十字の心肺蘇生法について

 日本赤十字の心肺蘇生法を受講したという参加者からの報告でした。
 今までの方法と変わったと感じたところは、「脈をとらないで手足の動きをみること」でした。他にも気道の確保を確実にすることや、肘を地面につけておこなうことなどテクニックに関する事も勉強になったそうです。
 頚動脈は、弱くなっていたり、止まっていたりすると見つけるのは難しいという理由から脈を取らないということになったのだと思います。

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