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早朝勉強会報告メール 3月27日
参加者: 服部さん、日高さん、菊島さん、星野さん、遊馬さん、匿名希望

1.遊園地の乗り物
参加者の方が、富士急ハイランドでドドンパやFUJIYAMAなどで恐ろしい思いをしたそうです。人間が普段味わうことのない加速、上昇、下降、急転回などによって発生するGに対する感受性を巧みに利用した乗り物でまんまと感動してしまったようです。

こうした乗り物が、人間の生理学的な反応や心理学的な恐怖心、さらには怖いもの見たさのような抑え切れない感情にも働きかけて多くの中毒患者を作り出しているのは事実です。陸上の世界には、ランナーズハイという言葉もありますが、強烈なGが身体にかかることによって身震いするくらい気持ちよくなっていく人もいるのでしょうか?

2.3ヶ月間の渡米から帰って来た日高さんの話
3ヶ月間いてトレーナーにとってコミュニケーションの技術が大事であると感じて帰って来たそうです。日高さんの場合は英語でそれを感じられたようですが、実際の現場では共通の言語で喋れるかどうかがキーを握ります。心が通じ合うコミュニケーションの技術、そこには優しさと厳しさが共存してなければなりません。

選手には、専門用語では喋らないように気を配れと言うのは良く言われることですが、日高さんの経験の場合には、アメリカに言って言語と言う壁にぶつかって感じて来られたのでもう一歩深いものかもしれませんね。もしも、選手と意思の疎通ができなかったら、トレーナーの仕事やより困難なものになるでしょう。コミュニケーションの大切さを再認識するきっかけになるお話でした。

3.縁起担ぎ
アメリカの選手が縁起担ぎ?これも、日高さんからのお話しでした。お世話になったアイスホッケーの選手達が、防具をつける順番や、アイスに乗る足(右か左か)、どっちの足から靴を履くか、テーピングを巻いてもらう人、同じ人からアドバイスを受ける、紫のテープでないとだめだとか、・・・とにかく縁起担ぎをしていたそうです。意外ですよね。日本人だけでなく、アメリカ人も縁起担ぎをしていることが、何だか愉快なお話でした。

4.アイスホッケーの傷害
チャーリーホースが更に悪化して化骨性筋炎になっている選手が少なくないことに驚いたそうです。打撲の処置やアフターケアである程度防げるのですが、筋炎を起こしてしまったらパッドしかないのが現状です。

ところでアイスホッケーの選手達が、何で打撲をしたのかと言うのも問題ですよね。ひょっとするとかなりの勢いで相手選手の膝が入っている可能性があるそうです。いやいやこれが故意にやられているのでは、凄い事ですよね!

5.もう一つのコミュニケーション
形而上学レベルのコミュニケーション。これは、目で見えないコミュニケーションと言うか、ちょっと科学が進んだ現代では否定されがちな部分です。言葉がなくても気持ちが分かるとか、相手がどのタイミングで動くか分かるとか…。宇宙のレベルで潜在意識がつながっているとか…。教科書には出てこないようなお話なのですが、スポーツの現場に居ればよくある話なんですよね。何かを感じる瞬間とか、仲間の気持ちが飛び込んでくる瞬間などが…。ちゃんと文章にならないのでこの辺で終わりますが…。

6.手はやっぱり嘘をつかない
マッサージで選手の身体に触れたときに感じるそうです。言葉で言われることと手で感じることが必ずしも一致しないことがあると星野さんが報告してくださいました。

選手とのコミュニケーションが話題になりましたが、言葉での会話ではなく、選手の身体とトレーナーの手で接触があった時に、その手で感じるものには何も装飾をすることができないのでストレートに事実が伝わってくるのだそうです。選手が口で大丈夫だと言っても、身体は嘘をつけない。すなわちトレーナーの手は真実を感じ取ることが出来るので「手はやっぱり嘘をつかない」と感じることがあるそうです。

次回の勉強会は4月の3日です

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